武家が所有した江戸時代のお雛様「寛永雛・享保雛」
唐津街道に屋敷を構える魚や町の西ノ木屋は名護屋城築城の際、豊臣公の命により泉州堺から材木積運船頭として唐津にやってきた木屋利右衛門(きやりえもん)を祖とする旧家です。 8代目蔵六は、安政5年3月3日に生まれた長女カネのために京都からこの雛壇を取り寄せました。カネは成長して分家の東の木屋山内久助(唐津銀行支配人)に嫁ぎ、御殿雛は花嫁道具として西の木屋から東の木屋へ移りました。 この御殿雛は京都の紫宸殿を模して造られており、時を経た現在も御殿の内部には当時のままの色鮮やかな杉戸絵や屏風絵があり、お雛様の衣裳も色褪せることなくご覧頂けます。 幕末最後の大町年寄を務めた8代目は7枚仕立ての襖絵(唐津神祭行列図)を富野淇園に描かせ、中央の鯛山の周辺に長女カネは勿論のこと家族全員の姿を描かせています。
【唐津街道遊宝会】
2/28(水)14:00~
●おしふく教室 (講師:小高由美先生)
・参加費:¥1,000-
3/2(土)14:00~
●楽しい能のお話
・抽選で能衣装体験あり
・講師:能楽師 林本 大先生
3/6(水) 14:00~
●女性コーラス
・高田彰子先生とコーラスしおさいの皆さま